カジメはコンブやワカメなどと同じ仲間の海藻です。
あまり知られていないのですが、古くからカジメを利用し私たち毎日の生活と密接な関係があります。
カジメは海中林と呼ばれる広大な藻場を作り、それが漁場として利用していること、特に、アワビ・サザエ・ウニなどの主食となっていること、遊魚やダイビングなど海のレジャーとしても注目されています。また、地球環境保全の観点からは、種の多様性、ジーンバンク(生物資源の遺伝子保全)として優れた海洋生態系に位置付けられています。
カジメ調査隊はNPOスクーバミュージアム内に組織され、ダイバーによってカジメの一生を観察・記録するものです。このカジメ調査隊は、海にアマモ場を復活させようと現在取り組んでいる「葉山アマモ協議会」や芝崎ナチュラルリザーブにおける人工アワビ種苗の放流(三崎水産高校生による=海洋科学高校)など活動の一環として実施するものです。
得られたデータや写真は、ダイバーによって取りまとめられて神奈川県に報告されます。県では、これらのデータや情報を県の事業「アワビ復活作戦!」などに反映することとしています。
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