葉山アマモ協議会が発足しました。これは、葉山町、葉山町漁業協同組合、地元企業の研究所(鹿島建設株)葉山水域環境実験場)およびNPO法人スクーバミュージアムが中心になって、昔葉山には広大なアマモ場がありそこでは様々な漁業が行われていたことの再生を願い設立されました。
実施にあたり、神奈川県の指導や(社)全国豊かな海づくり推進協会の助成を受けております。
以下に葉山町アマモ場再生活動の概要を示します。
かつて葉山の沿岸には海草アマモが茂る広大な藻場があり,アマモ場では多くの魚たちが産卵して成長する場となっていました。しかし,ここ5~6年急速にアマモ場が衰退。それに比例して魚種や漁業形態も少なく変化してきています。
そこで、NPO法人スクーバミュージアムと鹿島建設(株)葉山水域環境実験場、葉山町が協力してアマモ場再生活動を立ち上げました。これまで各地で行われてきたアマモ場の再生は、他の地域から採取したアマモ草体を移植することにより、元のアマモ場が枯渇するなど、遺伝子が攪乱される可能性も生じ問題となりつつあります。本活動は葉山にわずかに残されたアマモ場から種を採取して、苗を生産して海に戻すこと、環境にも優しいアマモ場の再生を目的としています。
すでに真名瀬漁港の移植を行い、再生に成功しました。2006年2月には近年消失したアマモ場の地点に葉山産アマモの移植を行い、現在モニタリング中です。今後は、さらにアマモ場を拡大させていく予定です。
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